QuickSight 埋め込みダッシュボードから「Powered by QuickSight」という表示を削除する方法

QuickSight 埋め込みダッシュボードから「Powered by QuickSight」という表示を削除する方法

埋め込みダッシュボードから「Powered by QuickSight」という表示を削除するには、リーダーセッションキャパシティの年間プランを有効化する必要があります。
Clock Icon2024.08.21

コーヒーが好きな emi です。

QuickSight ダッシュボードは Web サイトに埋め込みできるのですが、埋め込むと画面下部に「Powered by QuickSight」と表示されます。

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Web サイトで埋め込みをする際にこの表示を削除できないかなと思い、調査しました。

結論:「Powered by QuickSight」という表示を削除する方法

リーダーセッションキャパシティの年間プランを有効化した上で AWS サポートチケットを作成し、「Powered by QuickSight」の表示削除を依頼します。

Annual commitments to Capacity pricing add an option to remove “Powered by QuickSight” branding.
(機械翻訳)容量価格への年間コミットメントに、「Powered by QuickSight」ブランディングを削除するオプションを追加。
Business Intelligence Service – Amazon QuickSight Capacity Pricing – AWS

https://aws.amazon.com/jp/quicksight/capacity-pricing/

以下の QuickSight コミュニティの Q&A にも記載があります。

https://community.amazonquicksight.com/t/how-do-i-remove-powered-by-quicksight-in-embedded-dashboards/2380

補足情報

リーダーセッションキャパシティやQuickSight の埋め込みについて補足します。

リーダーセッションキャパシティとは

QuickSight ではユーザーごとに権限を設定し利用します。この QuickSight ユーザーの権限ごとに料金が決まっていて、ユーザーが増えると料金が増える仕組みになっています。

Enterprise Edition では QuickSight ユーザー以外へ閲覧させるための機能があります。パブリックに公開している Web サイトに QuickSight ダッシュボードを埋め込み、不特定多数の人にダッシュボードを見せることができます。

この機能では 「リーダーセッションキャパシティ」を最初に有効化 するという料金体系になっています。
予測されるセッション数と期間(月間もしくは年間)に応じて価格が決まっています。詳細な料金は以下を参照ください。

https://aws.amazon.com/jp/quicksight/capacity-pricing/

https://dev.classmethod.jp/articles/quicksight-new-reader-price/

リーダーセッションキャパシティの年間プラン有効化

「QuickSight を管理」で「価格を管理」を開きます。
「閲覧者」の「ユーザー価格プラン」で「プランを切り替える」をクリックします。
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「年間容量にアップグレード」の部分に「毎月のコストを削減し、QuickSight ブランドを削除する」とばっちり書いてありますね。「年間プランを見る」をクリックします。
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「セッション料金を低く抑え、埋め込みダッシュボードの「Powered by QuickSight」ブランドを削除し、無料の AWS データラボ コンサルティングにサインアップしましょう。」と記載されています。
「Powered by QuickSight」を削除するだけでなく、エンジニアによるサポートが受けられるようです。すごい。

今回は個人検証用途であるためこの先には進まず、「キャンセル」で戻りました。
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https://aws.amazon.com/jp/aws-data-lab/

QuickSight ダッシュボードは Web サイトに埋め込みできる

QuickSight ダッシュボードは Web サイトに埋め込むことができます。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/quicksight/latest/user/embedding-overview.html

https://community.amazonquicksight.com/t/build-embedded-analytics-architectures-using-amazon-quicksight/19133

埋め込みオプションの種類

QuickSight ダッシュボードの埋め込み方法にはいくつか種類があるのですが、こちらの BlackBelt 資料と動画が分かりやすいです。
ものすごくざっくりですが、カスタマイズが少なく手軽にできる「1-Click 埋め込み」と、少しカスタマイズできる「API ベース埋め込み」の二種類の方法があります。

QuickSight 埋め込みハンズオン

埋め込みたい形式によってはちょっと準備が必要になるのですが、各種ハンズオンがあるので試せます。

React アプリケーションでの埋め込み例

API 埋め込みの方法が分かりやすいブログです。

S3 の静的 Web サイトホスティングで簡易的にダッシュボードを埋め込む例

S3 の静的 Web サイトホスティングで QuickSight ダッシュボードを埋め込む方法がブログになっているので参照ください。
埋め込みアプリケーションの準備が手軽にできて助かります。

https://dev.classmethod.jp/articles/s3-webquicksight-dashboard/

https://dev.classmethod.jp/articles/quicksight-embed-console-new-api/

終わりに

今回は個人利用の検証であったため AWS サポートへの依頼まではしていないのですが、方法としてはあるようなので安心しました。
どなたかのお役に立てば幸いです。

参考

https://community.amazonquicksight.com/t/hiding-powered-by-quicksight-on-embedded-dashboard/27826

https://aws.amazon.com/jp/quicksight/pricing/

https://dev.classmethod.jp/articles/quicksight-anonymous-reader-session-capacity/

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